Eコース (9時間30分)

武家屋敷の街「出水」建築物と町並みめぐり

出水麓(国の重要伝統的建造物群保存地区)

約400年前からほとんど変わらない町割や、石垣、生垣などは、江戸時代に薩摩藩の 「外城」 として栄えた当時の面影を残しています。今でも150戸の武家屋敷が現存し、そのほとんどが住居として使われていますが、そのうち2つが公開武家屋敷として一般公開されています。2017年には出水麓の散策拠点として出水麓歴史館がオープンし、鎧・兜や古文書などの展示、空撮映像やジオラマ、グラフィック年表などで出水麓武家屋敷群の歴史と文化を楽しみながら学ぶことができます。

出水酒造(昼食)

安心・安全、品質にこだわり抜いた近代の生産設備を採用。その一方で70年以上育んだ伝統の技を次世代へ継承するべく、昔ながらの木樽蒸留器や信楽焼のかめ壷を取り入れた従来とはまったく違う、伝統と近代の技が融合した本格芋焼酎工場を楽しめます。また、芋焼酎の製造工程の見学とともに 「十五代沈壽官」作品を中心とした全70点の作品を見ることができます。
昼食は鹿児島県産の黒毛和牛しゃぶしゃぶと蕎麦を食べながら、芋焼酎の飲み比べを楽しんでいただけます。

阿久根市民交流センター「風テラスあくね」

2018年にオープンした阿久根市にある約500席のホールと公民館が併設された施設です。古谷誠章+NASCAによる設計で第18回公共建築賞の地域特別賞および日本建築学会作品選奨を受賞しています。ホールだけでなく公民館機能を併設することにより、住民同士の偶発的な出会いや、未知の世界に触れる緒となるような、まさに 「屋根の掛かった広場」 のような空間を生み出したいと考え設計され、現在は、市民のさまざまな交流の場として利用されています。

出水市ツル博物館クレインパークいずみ

ツルの詳しい生態をはじめ、ツルと人との関わりを知ることができる展示がある日本で唯一のツルの博物館です。日建設計による設計で、建物の外観は卵を抱いた親ヅルに子ヅルが寄り添った姿をイメージしています。ツルだけでなく出水の野鳥や自然の情報発信も行っており、さまざまな企画展や教室も開かれています。ツルのいない季節に訪れていただいた方々にも出水平野の豊かな自然に親しんでいただけます。
出水市は、湿地の保全にかかる取組などが評価され、2022年にラムサール条約湿地自治体に認証されました。

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