甑島は元々船の往来しかできませんでした。2020年8月29日に上甑島と中甑島を結ぶ甑大橋が開通しました。全長は1,533mで県内で最長、海底から橋脚の最上部までの高さは最大で56.5mあり最大規模のものです。この橋は、甑島列島をつなぐ島民の希望のかけ橋となっています。その甑大橋を間近に見下ろせる場所が鳥の巣山展望所です。一面が草原で周辺はカノコユリの自生地で、甑大橋を一望できるビュースポットとなっています。
甑島を代表する景勝地。国の天然記念物に指定されています。浜は、幅50m、長さ約4kmにわたって続く砂州で、なまこ池、貝池、鍬崎池を海と仕切っています。藩政時代、第2代薩摩藩主島津光久公が巡視の際に 「眺めの浜」 と、その景観をほめたことが名称の由来です。長目の浜を見下ろすなら長目の浜展望所と反対側に位置する田之尻展望所があります。なまこ池駐車場から長目の浜の砂州まで歩いて行くこともできます。
地球太古の姿を知る上でも貴重な地であり、国際的にも注目を集めている甑島断崖・奇岩を間近に見れるクルージングです。
形成する地層は、白亜紀から古第三紀のもので恐竜や亀の化石が発見されています。断崖は高いところで200mの高さを誇り、垂直に立ち上がっている様はまるで海上に浮かぶ自然の要塞です。周辺にはウミネコがいて、日本の繁殖南限地となっています。太古の空気を感じさせる圧倒的な迫力、大人気クルージングです。
里麓武家屋敷群は、2019年日本遺産「薩摩武士が生きた町~武家屋敷群「麓」 を歩く」の構成資産として登録されました。丸い石を丹念に積み上げた玉石垣。江戸時代の郷士たちの家が立ち並んでいた通りを散策してみませんか。また、旧薩摩藩内に古くから伝わる 「箱三味線」 ゴッタンが甑島で復活。ゴッタン演奏を、その武家屋敷群の古民家の中で一緒に観賞し楽しんで下さい。